「小さな傷一つにも誠実に向き合いたい」壁紙を張り替えずに再生する独自の技術。NEW STYLE・野田さんの想い
NEW STYLE
静岡県静岡市。壁紙の黄ばみやフローリングの傷など、日々の暮らしで生じる「住まいの悩み」に寄り添う専門店がある。リペア専門店「NEW STYLE」だ。
退去時の原状回復や、部屋の印象を明るく整えたいと願う人々に向けて、独自の修繕サービスを展開している。代表を務める野田さんは、一つひとつの現場に誠実に向き合う姿勢を何より大切にしているという。

顧客が抱える「悩み」の真相と疑問
部屋の雰囲気を変えたい、あるいは退去時に壁紙をきれいにしたいと考えたとき、多くの人が「壁紙の全面張替え」をイメージするのではないだろうか。しかし、それには家具の大掛かりな移動や、長い工期、そして決して安くない費用が伴う。
「壁紙の張替えには家具の移動や工期の負担が伴うため、気軽に踏み切りにくいと感じる方も少なくありません」
そう野田さんが語るように、費用や手間の壁に阻まれ、修繕を諦めてしまうケースは多い。また、全面張替えは大量の廃材を生み出し、環境への負荷が大きいという側面も抱えていた。

常識を覆す独自のソリューション
そこでNEW STYLEが提案しているのが、既存の壁紙の上から専用の染色コート剤を塗布する「クロスリコート」という手法だ。
この技術の最大の強みは、元の壁紙を剥がさずにそのまま再生できる点にある。張替えと比べて廃材が出ないため環境に優しく、施工時間も大幅に短縮される。費用面での負担も少なく、それでいて張替えと同等の美しさを取り戻すことができるのだ。
「まだ染色という手法はあまり浸透していませんが、静岡県内で私が広めていきたいと考えています」
野田さんの言葉には、新しい選択肢を地元に根付かせたいという静かな情熱が滲んでいる。

五感で届ける体験と徹底した細部へのこだわり
NEW STYLEがこだわるのは、見た目の美しさだけではない。施工後の「室内環境」にも深く配慮している。
使用するコート剤は、安全性に配慮した成分で作られている。イタドリ、よもぎ、柿の葉など、植物から抽出した成分を用いた「植物触媒」にも対応しており、体に優しく、施工時の気になる騒音やゴミも抑えられる。
「小さな傷や汚れであっても一つひとつ誠実に向き合い、頼んでよかったと思っていただける作業を目指してまいります」
開業して間もないからこそ、一件一件の依頼に全力を注ぐ。決して妥協せず、細かな傷や凹みといったピンポイントの修繕(ウッドリペア)や、網戸の張替えまで、顧客の状況に合わせた無駄のないプランを組み立てている。

店を訪れた先に広がる顧客の日常と未来
壁紙が明るく生まれ変わると、部屋全体の空気が澄んだように感じられ、そこで過ごす人々の心まで晴れやかになっていく。NEW STYLEが提供しているのは、単なる「修繕」ではなく、快適で安心できる「暮らしの再生」だ。
「経験は少ないですが、日々練習を重ねております。できる限りお客様のご希望に寄り添い、安心してご依頼いただけるよう努めます」
その誠実な眼差しは、常に顧客の未来の暮らしに向けられている。大掛かりなリフォームには踏み切れないけれど、住まいをきれいに保ちたい。そんな悩みを抱える人にこそ、野田さんの実直な手仕事と、画期的な「クロスリコート」の技術に触れてみてほしい。

取材・文=みつかるグラム編集部

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